「障害者用トイレマップ」公開へ、桐生市

 桐生市は市有施設の障害者用トイレ、公衆トイレの状況をまとめ、今年の桐生八木節まつり開催までに市ホームページ(HP)に「障害者用トイレマップ」として公開する予定だ。担当職員は車いすを利用しており、トイレの「使いやすさ」「移動しやすさ」などを独自の目線で確認・調査し、車いす利用者に寄り添った情報を加える。

 桐生市は前年度のHPリニューアルに際し市有施設のバリアフリー状況を調査。障害者用駐車場やトイレ、車いす対応出入り口などをアイコン表示をしているが、「トイレがどこにあるかわかりにくい」という声もあった。

 よりわかりやすい障害者用トイレマップとして公開するためにスタートした調査。市有施設にあるトイレや公衆トイレなどで、自由に利用できる障害者用トイレ約70カ所が対象だ。

 担当する市福祉課の職員・金井美枝さんは下肢障害で車いすを利用しており、障害者の目線で設備を調査。利用可能時間や駐車場の有無などの基本情報に、駐車場からトイレまでの周辺状況、トイレの入り口の幅、ドアの重さ、鍵の高さ、水洗レバーの位置など細かな状況を確認し、現場の写真とともに特筆事項があれば情報を追加するという。

 市福祉課は今後、「全体が把握できた段階で結果を検証し、改善点があれば担当部局に伝えていきたい」と話している。

 障害を持つ人は、その特徴もさまざま。下肢障害でも車いす利用者に限らず、歩行器やつえの利用者がいるため、一概に“使いやすいトイレ”を定義するのは難しい。同課は「今回の調査を入り口に、『できるだけ多くの人が使いやすいトイレ』を課題として考えていきたい」としている。

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