4月から給食費無料化 みどり市17年度予算案

 みどり市は15日、2017年度各会計当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比1・7%増の195億3000万円で、当初予算の規模としては06年の市制施行以来最大。人口減克服に向けて市が策定した地方創生の総合戦略に基づき、目玉となる学校給食費の無料化を17年度から実施するため、食材費など約2億2745万円を計上した。同予算案は21日開会の市議会定例会に提案される。

 一般会計の歳入は、市税を前年度当初比1%増の59億4889万円、国からの仕送りである地方交付税を同6・7%減の40億2000万円と見込んだ。

 歳出では、国の地方創生戦略に基づいて市が16年3月に策定した5カ年計画「市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を本格化させる年度と位置付け、計82事業、13億1787万円を総合戦略事業として予算化した。

 その目玉が、県内12市では初となる給食費無料化だ。人口減対策に加え「食育の一環」(石原条市長)との考えから、所得制限は設けず、市立小・中学校全13校の児童・生徒約4500人が対象となる。アレルギーで給食をとれない子には給食費相当額を補助する。補助を含む全体の財源は、年間2億円の「競艇収入を充てる」(同)としている。

 17年度は、旧神梅小と旧福岡西小の廃校跡2カ所の利活用計画も本格化する。このうち当初予算案では、旧神梅小に魚の養殖と野菜類の生産を行う民間企業の誘致に向け6920万円を計上した。

 旧福岡西小を子育て支援や公民館機能などを備えた「多世代交流館」として整備する計画も実質的には17年度事業となるが、国の交付金が16年度分として配分されるのを受け、市ではいったん16年度補正予算案に計上した上で17年度に繰り越して事業実施する。

 県内一のマンモス校である笠懸小を分離して新しい小学校を建設する計画に3621万円を計上。総額30億円ともいわれる大事業が設計段階に入る。

 このほか、林業振興に重要となる苗木の生産拠点を市内に誘致する「次世代型林業種苗生産施設整備事業」に4711万円を予算化。笠懸町西鹿田に陸上競技場を整備する「西鹿田グリーンパーク」や、大間々町大間々の「はねたき広場」など都市公園整備には計1億7405万円を盛り込んだ。史跡西鹿田中島遺跡の公園整備に1億3033万円を充て、17年度の暫定オープンをめざす。

 15日午後の市長定例会見で17年度予算案の主要事業の詳細を発表する予定。

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