語り合おう桐生の将来 世代や地域超え広がる輪

 桐生の将来について自由に語り合おうと、世代や地域を超えた人の輪が生まれつつある。「KIRYU.Lavoキリュウ・ラボ)」と呼ばれる活動で、前橋地域で先行する若者会議の桐生版だ。昨年11月、今年1月と、これまで2回の集会を開き、このまちが抱える課題や将来像について、日ごろ思っていること、考えていることを気兼ねなく語り合った。発起人の一人で、前橋の地域若者会議にも参加している加藤正幸さん(40)=桐生市広沢町七丁目=は、「これからを担う若い世代が発言できる場にしたい。緩く長く継続できれば」と話す。

 きっかけは昨年、加藤さんが前橋の地域若者会議に参加したこと。「休耕田の有効利用を望む地域住民と、そこを活用したいという若者たちを橋渡しする場として、若者会議が機能していた」という。

 地元自治会との結びつきが弱く、青年会議所などの組織ともつながりのない若者世代にとって、桐生の課題や将来を気兼ねなく語り合える場は意外と少ない。

 加藤さんは有志らに呼び掛け、前橋の地域若者会議の桐生版を開催することにした。「KIRYU.Lavoは、愛情をもって桐生について研究しようといった意味。LaboratoryとLoveを掛けてみました」

 昨年11月、桐生市の総合福祉センターで初めての会合を開催。大学生、NPO関係者、自営業者、会社員、会社経営者、市議会議員ら30人ほどが参加し、それぞれが考えている桐生の課題や、自分に何ができるのか、率直な意見を述べ合った。

 1月の第2回会合ではゲームで打ち解けた後、数人のグループごとに桐生の未来像を議論。「雇用の場がないというが、マッチングができていないだけではないか」「癒やしの場が多いのはこのまちの魅力。もっと発信すべき」といった声が出た。

 大学4年の中嶋優輝さん­=桐生市相生町=は、「間もなく就職するが、お互いに思ったことを率直に語り合える機会は大切。できる限り参加していきたい」と話す。

 次回は3月17日午後7時から、同じく桐生市総合福祉センターで顔を合わせる予定。参加は無料。「若者に限らず、年齢や性別にもこだわらず、桐生をよくしたいと思う人ならば誰でも参加してほしい」と加藤さんは呼び掛ける。

 問い合わせはキリュウ・ラボ事務局の加藤さん(電0277・52・7799、チャウス自然体験学校内、メールアドレスkiryu.lavo@gmail.com)まで。

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