4月から歴史、文化も 「サイエンス」と組み合わせトークカフェ

 桐生市本町六丁目のカフェ「プラスアンカー」で展開されてきた群馬大学のサイエンスカフェin桐生が、4月からリニューアルされる。これまで2カ月に1度のペースで、群馬大学理工学部の教員がそれぞれの専門分野の一端を紹介してきたが、2017年度は地元・桐生の歴史や文化についても知見を深めようと、学外の専門家や識者にも講師を依頼。こちらをアートカフェin桐生と名づけ、従来のサイエンスカフェと組み合わせ、毎月第2土曜の「トークカフェ」を繰り広げる計画だ。

 難解で近寄りがたい印象のある科学技術について、リラックスした雰囲気の中で理解を深めてもらおうと、群馬大学がプラスアンカーと協力して開催しているサイエンスカフェ。

 今年度は5回の公開講座を開講。11日は最終回として、流域環境学が専門の清水義彦教授が河川環境の緑化について研究成果を披露した。

 渡良瀬川や桐生川の河道で、ニセアカシアやヤナギ、ツルヨシといった植物がなぜこれほど繁茂しているのか。清水教授は、これらの植物が洪水で倒された後、栄養繁殖と呼ばれる方法で個体を増やしている実態を紹介。「洪水によるかく乱を戦略的に使って繁殖している」と、洪水が再樹林化を促す過程を解き明かしてみせた。

 16年度のサイエンスカフェはこれで終了。4月からは大澤研二教授の「遺伝子情報は解読できたのか」(4月8日)を皮切りに、5月が大川美術館の寺田勝彦館長(5月13日)、6月は群馬大学の天羽雅昭教授(6月10日)、7月は彦部家住宅の彦部篤夫当主(7月8日)と、サイエンスカフェとアートカフェとを交互に開催する形で、トークカフェatプラスアンカーとして講座を繰り広げる予定だ。

 トークカフェのまとめ役でもある大澤教授は「桐生に暮らしながら身近な歴史文化を知らない人も多いはず。サイエンスカフェと組み合わせ、第2土曜恒例のカフェイベントになれば」と話している。

 毎回午後3時スタートで、参加費1000円(1ドリンク付き)の予定。詳細については後日公表する。

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