きりゅう映画祭、監督決まる 2作品、主人公は高校生

 短編映画祭・きりゅう映画祭(桐生青年会議所主催)で今年2作品を制作する監督らが決まった。いずれも高校生を主人公にした物語で、春から夏にかけて順次撮影に入る予定だ。

 今回の脚本公募には21人から応募があり、審査の結果、マキタカズオミさん(37)と、松上元太さん(36)・香水義貴さん(35)コンビに決まった。いずれも東京都内在住で、都内を拠点に活動している。

 マキタさんはフリーの映画監督として、テレビドラマの脚本などを担当。劇団にもかかわっている。昨年撮影された「エクラド~あの空の向こうに~」を担当した加藤大志監督との交流をきっかけに応募した。

 高校を舞台に、LGBT(性的少数者)の世界を描く。「性的マイノリティーの人が身近にいて、自然とテーマに出てきた。こうした題材を選んでもらえ、とてもうれしい」と話す。

 撮影予定は5月。同人誌の販売シーンも計画しており、「本当の販売会をできる限りきちんと撮りたい。桐生で実現できれば」と希望している。

 映像やウェブ制作会社の代表を務める松上さんとテレビ局の関連会社で仕事をする香水さんは、学生時代から組んできた間柄。2015年の「わたしのまち」(丸山隆監督)にスタッフとして参加していた松上さんが監督、香水さんが脚本を担当する。

 18歳の女子高生たちが、身の回りのさまざまな困難に立ち向かい、前に進もうとする姿を描く。

 「10代の女の子たちは、われわれにはないパワーを持っている」と松上さん。「見る人に元気を与え、前向きになれるような作品にしたい」と意気込む。香水さんは「鬱屈(うっくつ)をどう乗り越えさせるかが肝。うまく描けたら」と語る。7月から8月にかけてロケを予定している。

関連記事: