スマイル学習会、川内でも4月開設へ

 学ぶ意欲のある中学生に地域の大人がボランティアで勉強を教える―。桐生市立西公民館を拠点に2012年度に始まった取り組みが、昨年5月開設の相生地区に続き、今年4月から川内地区でも開設されることになった。同地区の生涯学習団体が主催するボランティア学習会「スマイル学習会」。4月6日から毎週木曜夜に川内公民館で行う。「子どもが安心して学べるよう地域ぐるみで協力したい」と主催者は意気込んでいる。

 さまざまな事情で家庭学習が不十分だったり、塾通いが難しかったりする子に学ぶ場を提供する「中学生の学習支援」。貧困対策だけでなく居場所づくりも目的の一つで、全国的に支援の輪が広がっている。

 桐生市内では、12年7月から西公民館で行う「あすなろ学習会」(会長=高橋克明・元高崎女子高校長)、昨年5月から相生公民館で行う「はるかぜ学習会」(会長=深沢博行・元相生中学校長)に続き3カ所目。

 西地区と川内地区は公民館を拠点に活動する生涯学習団体が、相生地区は小中学校PTAや民生委員・児童委員らでつくる運営委員会がそれぞれ主催。いずれも住民主導の地域ぐるみで取り組んでいるのが特徴だ。

 川内地区では昨年6月から、西・相生地区を参考に、区長や中学校長、公民館長、生涯学習団体役員らで協議を重ね、このほど同地区生涯学習推進委員会を主催団体としてボランティア学習会を発足した。

 西・相生地区のボランティア学習会に参加している川内地区の中学生もいることから、一定のニーズがあると判断。西地区のあすなろ学習会から、英語と数学の検定合格者2人の講師派遣協力を得て行う。

 川内地区で英語の講師を担当する予定の栗原豊さん(68)=仲町三丁目=は、英字新聞を長年愛読する元銀行員。「英語が嫌いな子は“食わず嫌い”が多いので、かみ砕いて教える工夫をしたい」と開設を心待ちにしている。

 川内地区での開設準備を進める同地区生涯学習推進委員会の園田けい子委員長と塚田勇夫区長は「中学生の子どもたちが安心して学べるような仕組みにしていくため、地域ぐるみで協力していきたい」「一人でも多くの中学生たちに利用してほしい」と話している。

 各学習会とも主に中学生が対象で、参加無料、事前申し込み不要、入退場自由。川内公民館は毎週木曜午後6時半~同8時半。西公民館は毎週水曜午後6時~同9時と土曜午後2時~同5時。相生公民館は毎週土曜午後5時~同7時。川内地区の問い合わせは事務局(電090・3540・7558)へ。

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