「ノルディスク」、桐生に日本初のショールーム

 ワンランク上の道具を求めるキャンプ愛好家らの間で話題のデンマーク製アウトドアブランド「ノルディスク」の代理店があす10日、桐生市仲町二丁目に日本初となる常設型ショールームを開業する。同社の代名詞である「ティピー」と呼ばれる円すい型テントや、世界最軽量をうたう山岳用テントなど、同社の全製品を実際に触れられる。日本中を旅した経営者が桐生にほれ込み、同社製品の魅力を全国に伝える拠点としてこの地を選んだ格好だ。

 ノルディスクは1901年創業のブランドで、寝袋やテントなど、北欧らしいデザインと品質の高さが特徴。日本には2010年ごろ上陸し、高感度なアウトドア愛好家らの熱い視線を集めている。

 正規総代理店ブルースカイング(東京)のディレクターで、日本法人ノルディスクジャパン(同)の販売戦略などを手掛けるパーク(同)の小林宏明社長(36)=港区在住=が、テントを実物展示できる空間を探していたところ、桐生市でブティックを経営するSTカンパニーの環敏夫社長らとの縁で、市立東小前の鉄工所跡(こんどう整形外科隣)の空き物件を紹介され、“一目ぼれ”した。

 ノルディスク製品に加え、小林さんが選んだ小物や衣料なども扱うセレクトショップ「パーヴェイヤーズ」として10日に開業する。ロフト状の空間に高さ2㍍以上のティピーをはじめ各種のテントを展示。300点近い同社の全製品を扱う。まきの束やシカの剥製、チョウの標本などを随所に配し、野遊びへの興味をかきたてる楽しい空間だ。

 1年の半分はワゴン車で国内を旅している小林さん。桐生を選んだ理由について、山や川が近いことに加え「街がダサくない。東京以外で初めて、住んでもいいと思った」。

 ビジネスの観点からも「東京より豊かで効率的」ときっぱり。東京は家賃などの経営コストが「桐生の20倍」だとし、「同じ時間で20倍売らなければならず、商品の価値を伝えきれない。桐生なら、東京より20倍ていねいに価値を伝えることができる」という。

 ノルディスクのテントは10万円以上と高価だが、「本当に欲しい人は東京から2時間かけて来ることをいとわず、実物を触って選びたいもの。価値の分かる人が全国から桐生に来ることになります」。

 パーヴェイヤーズの営業時間は3月は正午~午後7時。4月以降は午前10時~午後8時。月・火曜定休。問い合わせは同店(桐生市仲町二丁目11の4、電0277・32・3446)へ。

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