「シェアリングエコノミー」、積田さん「伝道師」に

 インターネット上のサービスを通じ、部屋や駐車場などの空間や衣服など、さまざまな遊休資産を共有し合う「シェアリングエコノミー」を地方に広めるため、内閣官房が「シェアリングエコノミー伝道師」を任命した。第1弾の5人の一人に、桐生市出身の積田有平さん(42)が選ばれた。

 散在する有形無形の遊休資産の活用により、経済活性化を図るシェアリングエコノミーは米国など海外で急速に進展している。国内でもカーシェアリングや民泊などの分野で、個人間の共有を仲介する事業者も立ち上がり、さらなる市場拡大が見込まれている。

 伝道師は、国外に比べ、認知度がいまだに低いこの概念を地方まで広め、少子高齢社会の課題を解決する手段の一つとして定着させることを目的に新設された。

 積田さんは、空きスペース貸借サービスを展開するベンチャー企業のスペースマーケット(本社東京都)に勤務。社長室兼地方創生プロデューサーとして、シェアリングエコノミーによる地域経済活性化を推進。シェアリングエコノミー協会事務局やNPO法人キッズバレイ副代表理事としても活躍している。

 伝道師には地域内外で仲介役を果たし、普及に向けた環境整備を図る役割が期待されている。

 積田さんは「シェアリングエコノミーという新たな仕組みで『所有』から『利用』へ、『公助』から『共助』へのシフトを加速化させ、日本の諸課題を解決したい。桐生でも、キッズバレイの活動を通じてさまざまなシェアリングサービスを活用し、桐生を日本一先進的な街にしていきたい」と話している。

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