染め工場の平賢、オリジナル手拭い本格展開

 県内で唯一、こいのぼりを染めていることで知られる染め工場の平賢(桐生市境野町三丁目、平田伸市郎社長)がオリジナルの手拭いを商品化した。技術を生かして郷土の素晴らしさを伝えたいとの思いで企画し、「桐生手拭い」と名付けた。社内でデザインし、1枚ずつ手染めする。繊維に関係する多彩な技術が集積し、総合産地と称される桐生だが、手拭いを独自ブランドで本格展開するメーカーはなく、新しい試みだ。

 手掛けるのは、専務取締役の小山哲平さん(33)。「桐生を盛り上げたい気持ちがあって、何かを作りたかった」と話す。手拭いを選んだのは、昔から親しまれ、物を包んだり、汗をぬぐったりとさまざまな用途で利用してもらえると考えたからだ。

 柄のデザインから染めまでを自ら担当。ノコギリ屋根工場をモチーフにした三角形や迷彩の柄には、一見すると分からないくらい、さりげなく「KIRYU」のアルファベットを入れ込んだ。手拭いは白地が定番だが、地色をあえてベージュに染め、豆絞りの水玉や市松模様といった伝統柄も配列を微妙に崩したりと、ひと工夫加えている。

 「20代から40代に使ってもらえる柄にした。月に2~3種類ずつ、どんどん増やしていきたい」と小山さん。試行錯誤の末、裏表を色違いにする方法も確立した。

 価格帯は税込み1000~1400円。ウェブサイト(http://kiryu―tenugui.com/)で販売中。問い合わせは同社(電44・7570)まで。

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