大矢選手、代表デビュー なでしこジャパン

 サッカー女子、大矢選手が代表デビュー―。みどり市笠懸町出身で、愛媛FCレディース(なでしこリーグ2部)のフォワード大矢歩(おおや・あゆみ)選手(22)が9日、熊本市のえがお健康スタジアムで行われた国際親善試合キリンチャレンジカップで日本代表(なでしこジャパン)として後半38分から出場した。短時間ながら左サイドの攻撃的ポジションで躍動し、シュートも放つなど積極的なプレーを見せた。試合は日本代表がコスタリカ代表に3―0で快勝した。

 日本は高倉麻子監督就任後、国内初の試合。世界ランキングは日本6位、コスタリカ30位。試合は熊本地震復興支援マッチとして行われた。

 前半23分にフォワード横山久美選手(長野)のゴールで先制し、後半には途中出場のフォワード籾木結花選手(日テレ)の代表初ゴールなどで突き放した。

 背番号20の大矢選手はミッドフィールダー長谷川唯選手(日テレ)が3点目を決めた直後に同選手との交替でピッチへ。追加時間を含め約10分のデビュー戦で大矢選手は、パスを受けたり、出したりして、10回以上のボールタッチが見られた。ゴール前までドリブルで突き進み、シュートも放つ場面もあったが、惜しくもキーパーにはじかれた。

 大矢選手の家族は自宅のテレビで応援。小学生時代に指導したFC笠懸84の荒川望代表(55)もテレビでその勇姿を見つめた。

 荒川さんは「落ち着いていた。周囲がよく見えていたし、いいプレーが見られた」と喜び、「代表に選ばれたとき、(SNSで)応援の言葉を送ったが、『これからが自分の本当の勝負』という返信がきた。(大矢選手は)一歩ずつ前に進んでいる」とも話した。 

 大矢選手は23歳以下日本代表として3月にスペインで行われた「ラ・マンガ」国際大会に出場。23歳以下スウェーデン代表戦で1得点するなど活躍し、それが評価され、フル代表に選ばれた。桐生・みどり地域からサッカー日本代表に選出されるのは、男子の故松田直樹さん=当時横浜F・マリノス=以来。

 大矢選手は1994年11月生まれ。身長160センチ、体重57キロ。小学生時代はFC笠懸84に、中学、高校時代はクラブチームの高崎ホワイトスターに所属した。

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