「お茶くみは女性」3割、根強い性別役割分担意識

 桐生市は10日までに、市内事業所を対象に実施した男女共同参画についての実態調査結果を公表した。「お茶くみなど業務外の仕事は女性の担当か」「中心的仕事は男性、補助的仕事は女性との習慣があるか」との問いに、その傾向が「強い」「ある」との回答が3割超に上った。女性が働きやすい環境整備へ制度化が進む一方、性別の役割分担意識が根強い現状が浮き彫りとなった。

 同調査は、市内事業所の実態を把握して今後の施策に生かそうと、公募委員や各種団体代表、有識者らでつくる市男女共同参画推進協議会(武井由紀子会長、15委員)の要請を受けて市が初めて実施した。

 市内に本社・本店を置く従業員100人以上の企業を対象に、昨年12月から今年1月にかけて実施した。調査票を直接配布か郵送し、返信用封筒で回収。対象28社のうち21社(75・0%)から回答を得た。

 社内制度については、育児・介護休業を就業規則や労働契約、内規などに「明文化している」とした企業が、それぞれ育児休業で95・2%、介護休業で90・5%に上った。

 その一方で、社内の雰囲気については、「お茶くみ、掃除等の業務外の仕事は女性の担当になっている」かどうかの設問への答えが、「そのような傾向が強い」4・8%、「ある」28・6%に上った。

 さらに「中心的な仕事は男性、補助的な仕事は女性という習慣がある」かどうかの設問にも、33・3%が「そのような傾向がある」と回答。ともに3分の1で性別の役割分担意識があることが分かった。

 市市民生活課は「調査では法定を上回る育児・介護休業制度を整えている企業もあり、職場の環境整備は一定程度進んでいる。制度が整うに連れて意識が高まるという面もあるので、引き続き啓発活動を進めたい」と話している。

 調査結果は市ホームページや市役所で見ることができる。問い合わせは同市役所本館2階の市民生活課(電0277・46・1111、内線317)へ。

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