伝統技術で帯完成、桐生織、ハローキティとコラボ第2弾

 キャラクターと桐生織との協業を掲げたブランド「mon・e(モンエ)」を展開中の繊維ベンチャー「i4(アイフォー)」(桐生インキュベーションオフィス内、石橋進社長)は、泉織物(桐生市東五丁目、泉太郎社長)と連携して着物に続き、今度は産地の伝統技術で「ハローキティ」を帯にした。手絞りでキティちゃんの顔を忠実に表現している。

 繊維産地としての機能集積を生かしたオリジナル商品の受注と企画販売を手掛けるi4は、アニメなどのコンテンツと地場産業とを結びつけた新商品の第1弾として、泉織物とともに桐生織でハローキティの着物を昨年世に送り出した。

 第2弾は、紬(つむぎ)の九寸名古屋帯で、どんな着物にも合わせやすい、桜を思わせるピンク。3種類の絹糸を用い、柄に立体感が出るよう、桐生らしく紋織りの技術を生かした特殊な組織で織り上げた。糸を吟味し、一般的な紬よりも光沢感を持たせつつ、締めやすく、かつ柄が出るお太鼓の部分がきれいに見えるよう帯にこしを持たせた。

 県の「ふるさと伝統工芸品」に指定されている泉織物の「桐生絞」の技法で手絞りするキティちゃんの柄は、およそ25㌢四方。締め方で位置が動いても違和感のないよう配置を工夫した。

 盛夏を除く3シーズン使え、汎用(はんよう)性も優れる。泉社長は「絞りの帯なので大人が締めても違和感がない」と自信をみせる。

 個人事業所として2014年に創業したi4は、今年4月に株式会社として法人化し、体制を強化。石橋社長は「帯は着物よりも気軽に買っていただけるので期待も大きい。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)なども活用し、今までと一線を画した販売方法にも挑戦したい」と意気込む。

 仕立て上がりで価格は12万9600円(税込み)。専用サイト(http://www.mon-e.pink/)で販売を始めた。問い合わせは「i4」(電0277・46・8402)まで。

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