10輪車“大型マユ”完成、自動運転の実証実験に利用へ

 群馬大学(平塚浩士学長)とシンクトゥギャザー(宗村正弘社長)が10輪の低速電動バスeCOM―10を開発した。MAYU(マユ)の愛称で桐生市民に親しまれる8輪型(eCOM―8)の大型版で、最大16人の乗車が可能。今後、同大学が進める完全自律型自動運転の実証実験に利用されるという。

 同大学側からシンクトゥギャザーに発注され、3月末に納品。14日に桐生キャンパスで披露された。

 大学によると、自動運転の実証実験用にVCU(ビークルコントロールユニット)を搭載している点がポイント。パソコンからの指令でアクセル、ブレーキ、ステアリングなどを電動で制御できるようになる。

 車体も大きくなり、乗り心地も改善された。「マユよりも広くて快適。座り心地もよくなった」と、試乗した関係者は口をそろえる。車いすのリフターも装備されている。

 横から見ると、五つの車輪がオリンピックのよう。タイヤも5色に色付けされた。

 今後、秋をめどにナンバーを取得。センサーなどを取り付け、富岡市内でまずは有人の実証実験を展開。低速電動バスの完全自動運転に必要なデータを採取する。

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