万が一の不安「落ち着いて」 北朝鮮情勢で注意喚起

 北朝鮮が朝鮮人民軍創建85周年の25日に新たな挑発に出る可能性があることを受け、桐生市は24日、市ホームページ(HP)で市民への注意喚起を始めた。日本に弾道ミサイルが落下する可能性を想定し、携帯電話メールや防災ラジオ、防災行政無線などを通じて緊急情報が流れた場合、市民がとるべき避難行動などを掲載。市は「万が一の事態が起きても、備えがあれば冷静に対処できる」として、落ち着いた行動を呼びかけている。

 北朝鮮は記念日の25日に合わせ、弾道ミサイル発射や6回目の核実験などの軍事的挑発を行う可能性が指摘されている。政府も都道府県を通じて全国の市町村に対し、身を守る行動を住民に周知するよう求めている。

 ミサイル落下の恐れがある場合、政府は全国瞬時警報システム(Jアラート)で自治体に緊急情報を発信。それに連動して、携帯電話の緊急速報メールや防災ラジオ、防災行政無線などで市民に知らせる仕組みだ。

 桐生市がHPに掲載したのは、「弾道ミサイルが落下する可能性がある場合にとるべき行動について」と題した注意喚起文。

 ▽屋外にいる場合、できるだけ頑丈な建物に避難する▽適当な建物がなければ、物陰に身を隠すか地面に伏せて頭を守る▽屋内ではできるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋に行く―との方法を示している。

 さらにQ&Aの中で、ミサイルの飛来時間について、2016年2月に北朝鮮から発射されたミサイルは約10分後に沖縄県上空を通過したと説明。「極めて短時間で日本に飛来することが予想される」としている。

 市安全安心課は「万が一のときにどう行動したらいいのか、あらかじめ心構えをしておくことは大切。事前に情報に触れておき、いざというときに落ち着いて行動してほしい」と訴えている。

 問い合わせは桐生市役所本館3階の安全安心課(電0277・46・1111内線462)へ。

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