まつりの魅力映画で伝える、桐生舞台に市民ら出演

 桐生八木節まつりと桐生祇園祭で盛り上がる夏の桐生市を舞台に、織都の伝統を受け継ぐ若者たちの情熱を描く市民参加型「まち映画」(タイトル未定)の製作発表が7日、同市本町二丁目の有鄰館で行われた。プロデューサーを務めるのは桐生市梅田町三丁目在住の会社員、大沢貴紀さん(46)。まち映画を多く手掛ける藤橋誠監督(41)と会見で意気込みを語り、「市民と一緒に作る映画なので、ぜひ多くの市民に参加してほしい」と、6月に予定する出演者オーディションへの応募を呼びかけている。

 まち映画は、地域住民が発案から出演者、資金集めまで手掛ける製作手法。今回の映画製作は、プロデューサーで発案者の大沢さんが代表を務める「桐生まち映画製作委員会」が主催する。

 大沢さんは伊勢崎市を舞台にしたまち映画「グリモン」(藤橋監督、2015年7月公開)製作でプロデューサーを務めて以来、地元桐生市を舞台にしたまち映画製作の実現を模索してきた。

 「桐生八木節まつり」と「桐生祇園祭」の熱気を再確認した昨夏、両者をテーマにしたまち映画の製作を決意。藤橋監督や八木節、祇園祭の関係者らの協力を得てこのほど製作委を立ち上げた。

 主要キャストは県内に在住、在学している中学3年生以上を対象に募集する。演技経験は問わない。高校生から70代までの男女十数人を配役予定で、佐野元哉さんらプロの俳優陣が脇を固める。

 主人公は夏休みに祖母宅のある桐生を訪れた都内の女子高校生。8月の桐生八木節まつりと桐生祇園祭を舞台に、伝統を守る大人たちとそれを受け継ぐ若者たちを描く青春ストーリーだ。

 大沢さんは「八木節、祇園祭、どちらも桐生の魅力を語る上で不可欠な存在。まち映画製作を通じて、地元桐生の魅力を発信したい」と語る。

 藤橋監督も「動の八木節、静の祇園祭。この二つが交わることで表現できるものがあるはず。地元のみなさんの心に響くような作品にしたい」と意気込んでいる。

 6月3、4日に1次、同18日に最終のオーディションをして出演者を決定。6月下旬以降にまつり行事の記録撮影を並行し、7月の演技指導を経て、まつり本番の8月第1週末から9月上旬まで本編を撮影する。11月に桐生市内の公共施設で初公開予定。

 出演者オーディションの応募締め切りは29日。希望者は〒376-0031桐生市本町五丁目65の4写真館ビル1F-2桐生まち映画製作委員会事務所・出演者募集係まで。

 問い合わせは同製作委の大沢さん(電090・9370・0479)へ。

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