桐生事業部を集約化 新工場が来秋完成

 山田製作所が桐生事業部(広沢町一丁目)の工場改築を進めている。トランスミッション(変速機)を生産する第1、第2工場と事務所棟などを一つに集約し、効率化と省エネ化を図る。道路との境界部分は緑地帯にし、景観や環境にも配慮する。新工場の完成は2014年秋。外構工事を含めた完了は同年いっぱいの予定。完成後、伊勢崎事業部から100~150人規模の人員が移る見通しだ。

伊勢崎から100~150人移動
 桐生事業部の建物は古いもので築50年以上が経過。現在の耐震基準を満たしておらず老朽化が進んでいた。

 加えて、敷地内を水路が走り、大雨の際は工場内が冠水。複数の建物に機能も分散し非効率だった。新工場への集約はこれらの解消が狙い。「耐震・耐水低炭素対応改築工事」と銘打ち、今年1月に着工した。

 一部2階建て。幅70メートル、奥行き120メートル。延べ床面積は1万3380平方メートルで、うち工場部分は7200平方メートル。2工場の機能のほか、別々に分かれていた生産管理、品質管理、生産技術の各課が入る。2階には従業員用の食堂とロッカー室(各600人分)を設ける。

 平屋部分は工場と出荷スペース。屋根には将来太陽光発電パネルの設置が可能。省エネと騒音に配慮し、工場は無窓とする。第3工場に分散していた組み付け部門も移管する。防火水槽も3カ所新設。地域で災害が起こった際にも役立ててもらう。

 大澤紀好専務は「当社の国内工場としては最大になる。改築で敷地に余裕ができ、設備を置ける工場内のスペースも従来比で30%増えるため、設備と人員を移動することになる。15%の省エネも達成したい」と話す。

 工事を進めながら、築45年以上が経った敷地内の大小17の建物を順次取り壊す。角にある旧事務所棟は8月に解体予定だ。

関連記事: