「熱いけどがんばる」子どもらも火渡り

 護摩焚(た)き後の灰の上を歩く火渡り修行が26日、みどり市大間々町浅原の大幸院(中村行海住職)で行われ、約100人の参拝者らが素足で灰の上を歩いて無病息災などを祈った。護摩焚きの炎におじけづいていた子どもたちも、火渡りの準備が整うと一念発起。「熱いけどがんばる」と自らに言い聞かせながら勇気を出して渡りきった。

 同院は、世界遺産の構成要素でもある修験道の総本山・金峯山寺(きんぷせんじ、奈良県吉野町)の分院として、同寺で修行を積んだ中村住職(77)が2005年に創建した。

 護摩焚きと火渡りは、金峯山寺から修験者を招いて行う一大行事で、昨春に続き2度目。前回は寺院関係者と地元住民だけで行ったが、今回初めて一般参拝者に公開した。

 山伏姿の僧侶ら15人がほら貝を吹きながら境内に登場。丸太を組んだ護摩壇でヒノキの葉を燃やして、読経の後、数メートルの高さに燃え上がる炎で護摩焚きを行った。

 火の勢いが弱まった護摩壇を崩して灰の道を作ると、いよいよ火渡り開始。修験者らに続いて参拝者もはだしになり、手を合わせながら真剣な表情で煙くすぶる道を歩いた。

 火渡り修行に初挑戦しようと桐生市から訪れた原田瑛斗君(5)=広沢町間ノ島=は「熱いけどがんばる」と父の明博さん(44)と2人で手を取り、渡った。

 「(護摩焚きの)火を見たときは怖かったし、灰の上を歩いたときは少し熱かったけど、思ったより大丈夫だった」と満面の笑み。明博さんは「これで一回り大きくなるかな」とうれしそうに見守っていた。

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