桐生出身の映画監督・草野翔吾さん、新作、来夏に公開へ

 桐生市出身の映画監督・草野翔吾さん(33)が、映画「世界でいちばん長い写真」の監督・脚本を務めることが発表された。同作は「武士道シックスティーン」「ストロベリーナイト」などの著者・誉田哲也さん原作の青春群像劇。今夏、原作の舞台である愛知県知多半島で撮影に入る。公開は2018年初夏、イオンシネマを中心に全国ロードショー予定だ。

 草野さんは1984年生まれ。早稲田大学在学中に映画制作を始め、卒業後は桐生市を舞台に「からっぽ」を制作。昨秋公開の「にがくてあまい」は初の本格的な商業作品でありながら高い評価を得た。他にもミュージックビデオなど数多く手掛け、精力的に活動している。

 新作「世界でいちばん長い写真」のロケ地である知多半島を訪れた印象として「古い建物が多い土地」と草野さん。空き家・空き店舗を活用して町を盛り上げようとする若者と出会うなど「『からっぽ』を撮影した桐生の雰囲気を思い出しました」。間もなく始まる撮影に向けて、「懐かしい気持ちを思い出しながら、楽しんで臨みたい」と意気込む。

 物語は目標もなく、さえない毎日を送る高校3年生の宏伸が主人公。祖父のリサイクルショップで風変わりなカメラを目にしたその日から、宏伸の人生は鮮やかな色に変わっていく。愛知の高校で実際にあった出来事をもとに、個性豊かな登場人物たちが笑いと涙の物語を巻き起こす。

 主人公・宏伸は人気と実力を兼ね備えた若手俳優・高杉真宙さん、宏伸のいとこ役として映画やテレビで活躍中の武田梨奈さんが出演する。

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