相生で最深11.4メートル、国交省が新洪水浸水想定

 国土交通省は4日、渡良瀬川などの利根川水系について、1000年に1度の規模の降雨を想定した新たな洪水浸水想定区域を公表した。桐生地域の浸水で最も深いとされる地点は桐生市相生町付近の11・4㍍で、桐生市役所周辺も2・1メートルとの想定だった。同市は同想定と、すでに県が公表済みの県管理河川の同想定を踏まえ、避難所指定の見直しや今年度作成予定の新洪水ハザードマップ(被害想定地図)などの防災対策に反映させていく。

 浸水想定区域の見直しは、相次ぐ豪雨災害を受けた2015年の水防法改正に基づき、1000年に1度の確率で降る最大規模の豪雨で洪水が発生した場合を想定して行った。

 同省が示した渡良瀬川(一部桐生川含む)の洪水浸水想定区域では、桐生地域近隣は桐生市相生町11・4メートル、桐生市役所周辺2・1メートル、東武足利市駅周辺3・0メートル、足利市役所周辺4・0メートルとなっている。

 群馬県も6月13日、県管理17河川について、1000年に1度の規模の降雨を想定した新たな洪水浸水想定区域を公表。桐生地域では桐生川が対象となった。

 国交省、群馬県ともに「想定最大規模(浸水深)」に加え、「浸水継続時間」、堤防の決壊や河岸の浸食などで家屋流失の恐れがある「家屋倒壊等氾濫想定区域」などを示した地図を公表している。

 国と県から今回示された新たな洪水浸水想定について、桐生市は「今年度作成予定の新洪水ハザードマップ(前回2010年度作成)に反映させたい」(土木課)、「避難所指定の見直しなどの防災対策に生かしたい」(安全安心課)としている。

 国交省発表の区域図は同省渡良瀬川河川事務所(足利市)で閲覧できるほか、同省関東地方整備局のホームページでも見られる。群馬県発表の区域図は同県ホームページで閲覧できる。

 問い合わせは同省渡良瀬川河川事務所調査課(電0284・73・5551)か、群馬県河川課(電027・226・3611)へ。

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