鳴神山「肩の広場」に手づくり小屋が完成

 桐生市北部の鳴神山(980メートル)山頂下、肩の広場の川内側に、避難小屋「なるかみ小舎」が完成した。雷神(なるかみ)山を愛する会(二渡忠代表、会員15人)が資材を担ぎ上げ手弁当で造り上げたもので、17日に看板を掲げて完成を祝った。

 避難小屋は25年ほど前は梅田側の社務所前にあったが、いつしか崩壊。愛する会には毎日のように登山するメンバーがいて「天候が急変したときの風雨よけや休憩に必要」との声を受け、昨年暮れから準備にかかった。

 骨組みとなる単管パイプ一式は、知り合いの池下工業(前橋市)が寄付してくれ、会員の建設関係者や木工業者も力を出し合って木材やコンパネ、シートなどを調達。川内・駒形の広土橋付近から山の上まで、資材はすべて人力で、毎日のように少しずつ担ぎ上げ、組み立てた。

 「小舎」は3メートル×3メートルの広さがあり、高いところで2・5メートル、両側にはね上げ式の窓も開いた。副代表の大塚信男さんは「行き会った若いハイカーが材木の荷揚げを手伝ってくれたりもして、みんなで造り上げました」と喜ぶ。17日に看板を取り付けて完成、集まった10人でお祝いをした。

 会員以外でも自由に使えるように、今後「利用のきまり」をつくって掲示する予定。「これからレンゲショウマが咲き、イワタバコやギボウシも。秋は紅葉がきれいです」と大塚さん。愛する会としてはカッコソウ移植地のシカよけ柵設置も計画しており、労作の「小舎」を活用していく。

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