“先輩リケジョ”後輩に魅力発信

 群馬大学理工学部(関庸一学部長)のオープンキャンパスが22、23の2日間で行われ、同大によると約1700人が訪れた。チョコレートをテーマにした物理化学の実験教室は、理工系の魅力を女子中高生に向けて発信する「リケジョコンシェルジュ」が活躍。参加した女子中高生たちに、菓子作りが身近な科学であることや、実際の大学生活など、進路選択に役立つ理工系のおもしろさを幅広く伝えた。

身近なテーマ「チョコレート」に関する実験で理系の魅力に触れた

 群大理工学部は科学技術振興機構(JST)の「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」に採択されており、板橋英之教授を中心に「女子校ネットワークを使った理工系進路選択支援プロジェクト」に取り組んでいる。

 オープンキャンパスでも女子中高生を対象にした取り組みを実施。実験教室では、奥津哲夫教授が講師を務め、おいしいチョコレートについて科学的に解説し、理系は堅苦しいものではなく、日常生活に密接であることを紹介した。

 おいしいチョコレートに欠かせない技術「テンパリング」はチョコレートに含まれるカカオ油を密で安定的な結晶にするための作業。理論をもとに、温度調節(テンパリング)を行い、おいしいチョコレートに適したカカオ油の結晶を作り出した。

 参加者の杉山葵さん(桐商2年)と周藤舞桂さん(同)は、「将来の進路は考え中」だそう。実験教室は「難しい話だったけれど、実験の結果が味でわかってびっくり。面白かった」。

 リケジョコンシェルジュとして実験のサポートにあたった小島瑠美さん(修士2年)と徳江愛さん(学部4年)との会話も盛り上がり、「勉強が大変なイメージがあったけれど、楽しそうな大学生活に興味がわいた」と話した。

 オープンキャンパスでは女子生徒応援プログラムとして、“先輩リケジョ”の大学生活や社会での活躍などを知る講演「キラキラ理系女子のすすめ」を開催したほか、リケジョコンシェルジュがさまざまな疑問に答える「親と娘のカフェ」なども企画された。

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