桐商ビジネス研、“近江商人の卵”と行商体験

 近江商人発祥の地の一つ、滋賀県近江八幡市の県立八幡商業高校(小島秀樹校長)の生徒27人が24日、近江商人ゆかりの地を巡る販売実習で桐生市を訪れ、桐生市立商業高校(小林努校長)のビジネス研究部15人と一緒に同市中心部の住宅街で行商体験を行った。“近江商人の卵”である八商生は、訪問先で楽しく会話しながら次々と商品を販売。行商初体験の桐商生も「お客さんとの会話が上手。社交性を見習いたい」と八商生に刺激を受けていた。

 八商の販売実習は、近江商人の精神や商売の手法を体感しようと、毎年夏休みの約1週間、希望者を募って行う恒例行事。近江商人ゆかりの地で仕入れや行商、地元商業高校との交流、企業訪問などを行っている。

 近江商人発祥の店や会社が多く残る桐生市への訪問は、昨年7月に続き2回目。昨年は八商生だけで行商を行ったが、今回初めて桐商生との交流会を実施し、両校生徒が入り交じっての行商体験を企画した。

 八商生は同日朝にバスで来桐。桐商で開かれた交流会で両校生徒は親交を深めた後、数人ずつの11班に分かれて市中心街の住宅街を訪ね歩き、法被姿の八商生と制服姿の桐商生が約3時間にわたり行商を行った。

 販売した商品は、各訪問地で商品を仕入れて売り歩く近江商人の手法「産物回し」に倣って仕入れた各地の特産品。八商生自ら仕入れただけに、訪問先では商品の魅力を分かりやすく説明しながら売り込んだ。

 八商生の重平桜樹さんと中村麗花さんの2年生コンビは、集合時間の手違いで桐商生との合流が1時間以上遅れたものの、その出遅れを取り戻そうとばかりに積極的に各戸を訪問して売り上げを伸ばした。

 途中で合流して一緒に行商した桐商生の星野希依さん(3年)と真下梨花さん(1年)も、八商生コンビに触発されて訪問販売を初体験。「仕入れから全て高校生がやるのはすごい」「商品説明も、お客さんとの会話も上手」「社交性、積極性を見習いたい」などと感心した様子だった。

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