「きれいなまつり」へ着実に、ごみ回収で新たな試み

 50万人を超える人出でにぎわう桐生八木節まつり。来場者の増加とともに膨らむのがごみの問題だ。飲食のごみについては従来、持ち帰りが推奨されているが、ごみを片付けてまつりを楽しみたいというのが人の心情。今年、本町通りや末広町通りを歩いてみると、ごみを回収するための新しい試みに気が付く。

 八木節踊りの中心地としてにぎわう本町五丁目交差点。その一角、花のギフト専門店「ザ・コーナー」のそばに、今年も8個のごみ回収ボックスが設置された。ザ・コーナーを展開する花清が、昨年初めて設置したもの。

 ボックスの様子を眺めていると、若い来場者たちが「燃えるごみ」「ペットボトル」「缶」「びん」など、掲示した箱に合わせてごみを捨ててゆく。

 箱がいっぱいになれば、中のビニール袋を取り替える。まつりの後、回収ボックスが置かれた周囲は、ごみの散乱が明らかに少ない。

 今年はもう1カ所、ジョイタウン広場入り口の六丁目側にも、分別回収ボックスを設けている。

 本町六丁目の旧フジヤ跡では今年、NPO法人チャウスが新たにごみステーションを設置した。

 「桐生まつりゴミZEROプロジェクト」と題し、すべての人が気持ちよいお祭りを目指す。趣旨に賛同した大学生や市民のボランティアが時間交替で運営する仕組みだ。

 こちらも分別回収をしており、まずは回収ボックスの周知を図り、来場者に利用を呼び掛ける。

 また、まつりを主催する協賛会は今年、露店で商いをする外商組合の全面協力を得て、各露店にごみ袋を配布。自分の店で出たごみについては回収するよう、動き始めた。

 本町六丁目や末広町などでは、商店街のアーケードの支柱にごみ袋を取り付ける動きも出ており、きれいな祭りへ、小さな動きが広がりつつある。

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