桐生の2選手、県制覇し全国へ 中学総体女子柔道

 先月の群馬県中学校総合体育大会柔道競技女子で優勝し、全国大会(全中)出場を決めた桐生市立清流中3年の佐藤はな選手(52キロ級)と同相生中3年の延命未姫選手(57キロ級)の2人が、各中学校の柔道場で中学生最後の大舞台に向けて調整にいい汗を流している。8、9日茨城県水戸市での関東大会、8月下旬には福岡県福岡国際センターで開催される全中の晴れ舞台を見据えて、いまから胸をときめかせている。

 「全国大会は初めて。対戦はもちろん、福岡への旅も楽しみ」と笑顔を見せる佐藤選手だが、表情に少しかげりがあるのは団体戦で優勝を逃したから。新人大会、春季大会で優勝していただけに2回戦での敗退は「本当に悔しかった」。

 それでも「みんなが気持ちを切り替えていけと言ってくれた。期待に応えたかった」。初戦、3回戦、準決勝と一本勝ちし、決勝は「苦手なタイプ」と話す早野智香選手(長野郷)だったが、技ありを奪って勝利。「積極的に攻め、足技がかけられたのがよかった」と振り返る。

 顧問として1年の時から指導を行う斉藤剛志教諭(24)は「負けず嫌いで、だれよりも練習に来ていた。3年で部長となり、声がよく出るようになった」と評価する。

 得意技は内股。「だれが相手でも技に入れるよう練習してきた」そうで、「まずは1勝。1回でも多く勝てたら」と話した。

 「昨年県大会準優勝で、全中に出られなかった悔しさを晴らせてうれしい」という延命選手。柔道を始めるきっかけをつくり、自らも中学時代関東大会に出場した兄の辰樹さん(高校3年)が、「すげえ…と言って全中出場を喜んでくれた」と、笑みの中に兄への感謝を忘れない。課題は早い技の入りと連続技を出すこと。

 「関東では何より勝ちにこだわりたい」と話し、昨年の3位返上を目指す。全中では「初めての舞台を思いっきり楽しみたい」と気負わず、ベストを尽くして上位を狙う。いい結果を残して、また大きなステーキを食べるのが一番の楽しみとか。技術とやる気を教えてくれた中1時代の監督の思いも胸に、晴れの舞台に臨む。

 高田晃教諭(23)は「厳しい練習を乗り越えてきた。出し切れば結果はついてくる。憧れの舞台でぜひ頑張ってほしい」と話す。

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