早朝にJアラート発動、桐生地区でも“瞬時警報”

 北朝鮮の弾道ミサイル発射による全国瞬時警報システム「Jアラート」の発動を受け、桐生・みどり両市役所では担当職員が対応に当たった。Jアラートは、ミサイル発射を午前6時2分に、日本上空通過を同14分にそれぞれ、群馬を含む東日本12道県に伝えた。

 桐生市では、市民向けに4000個以上配った市防災ラジオや、携帯電話会社の緊急速報メールのほか、新里・黒保根地区の防災行政無線(各世帯に配布した戸別受信機や地区内の屋外スピーカー)で、Jアラートによる北朝鮮のミサイル情報の配信が行われた。

 同市の担当職員らが午前6時すぎから次々に登庁。県などの関係機関との連絡調整や市民からの問い合わせなどに対応した。市安全安心課によると、「Jアラートが鳴ったが、どうしていいか分からない」といった趣旨の問い合わせが目立ったという。

 みどり市でも、Jアラートに連動して市緊急速報メールで市民ら約3700件の登録者の携帯電話などにミサイル情報を配信。東町にある屋外スピーカー型の防災行政無線はJアラートに連動していないため作動せず、結果的にメールのみでの情報配信となった。

 同市の担当職員が午前6時すぎから登庁し、情報収集や対応に当たった。午前11時までに市民からの問い合わせはないという。

「避難をと言われても」

 北朝鮮のミサイル発射では初めてのJアラート発動。早朝に聞きなれない警報音が鳴り響く異例の事態に、桐生・みどり両市民から困惑と不安の声が上がった。桐生市梅田町一丁目の渡辺清さん(76)は「(Jアラートの警報音が)なんの音か分からずびっくりした。ミサイル発射はよくあるので心構えはしているが、避難しろと言われてもどこにいけばいいのか」と困惑ぎみに語る。

 「いよいよ来たなと思った。戦時中を思い出して怖かった」(同市広沢町七丁目の80代女性)、「(ミサイルが)落ちたら日本はどうなるのか。実際のところ想像がつかない」(美原町の男性)などと不安がる声もあった。

 みどり市笠懸町久宮の新井巌雄さん(74)は「畑で野菜を収穫していたら、いつもと違う携帯電話のアラームが鳴って驚いた。日本は米国と連携して最大限の経済制裁を加え、圧力をかけるべき」と話した。

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