スイカ、頭上に!? サル害対策で

 ビニールハウスの天井からつり下がるいくつものスイカ。「なかなか面白い光景でしょう」と、桐生市川内町五丁目在住の園田忠作さんは笑う。

 自宅前の畑でスイカをはじめ、トマト、ナス、エダマメ、ニンジン、トウモロコシなど、いろいろな作物を育てている園田さん。しかし、ここ数年、特にサルの食害に悩まされてきた。

 ニンジンの葉に紛れ込ませたり、一つずつザルをかぶせたり、サルと知恵比べしているうちに、生まれたという“宙づりスイカ”。ビニールハウスに細かな網を張り、そこにスイカのつるを絡ませながら育て、天井から実がつり下がるようにする。実が小さなうちはプラスチックの鉢や新聞紙でカバーをかけ、サルの目から隠す工夫もしているという。

 「主に観賞用」だそうだが、サルはハウスの上からでは網に阻まれて実を下に落とすことしかできず、網を破ってハウスの中に入っても下からではスイカを認識しないらしい。

 園田さんは「今年はエダマメは食べられ、トウモロコシもかなり盗られてしまい、悔しい思いもしましたが、いまのところ、スイカでは勝利を収めています」と話した。

宙づりスイカ

園田忠作さんのビニールハウスで栽培された宙づりスイカ

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