「桐生はんかち」、朝倉染布がパルコとタイアップ

 風呂敷の次は高機能ハンカチだ。染色整理業の朝倉染布(桐生市浜松町一丁目、朝倉剛太郎社長)がファッションビル運営のパルコ(本社東京都)とのタイアップで、「桐生はんかち」の展開に乗り出す。二つ折りした内側に吸水速乾生地を重ね、外側に看板商品の「ぬれない風呂敷」と同じ超撥水(はっすい)の布を用いることで即座に水気を拭き取りつつ、湿気を外に逃さない。パルコ運営のウェブサイトで15日から購入希望者を募る。

 「既製品を売るだけでなく新しいものを開発して販売する」戦略の一環で、パルコが全国から技術力の高い中小企業を集め、デザイナーとのマッチングによるブランド化支援を企画。朝倉染布もその1社に選ばれ、3月から試作を続けていた。

 ハンカチは、パートナーの工業デザイナー徳田周太さんの提案。拭き取り面には綿の3倍水を吸い込み、3倍速く乾く素材を3層に重ねた。「1300年続く繊維産地で育まれた独自技術として、桐生の名前を前面に出したい」と、地名を含む商標の取得は制度上困難なのを承知の上で、「桐生」を含むブランド名にした。縫製まで市内にこだわり生産する。

 15日から11月15日まで、パルコのクラウドファンディング(インターネットを通じた公募型の資金調達)サイト「ブースター」で希望者を募り、設定額を超えると商品化される。

 定価は1枚3240円(税込み)。サイト上では早期割引や非売品の超撥水風呂敷付きなどの特典に応じた2592~1万2960円の価格帯で募集する。

 ハンカチとしては高額なため、主に贈答向けを見込む。「しっかりしたデザインで高級感を出していく」と、担当の久保村健吉常務。「ハンカチの需要は風呂敷とは桁違い。今治タオルに負けないブランドに育て、桐生の名前を全国に発信したい」と夢を抱く。

 サイトのURLはhttps://www.booster-parco.com/project/287

 問い合わせは朝倉染布(電0277・44・3171)まで。

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