衆院選「10月22日」軸、群馬2区は3氏が準備

 安倍晋三首相は18日、公明党の山口那津男代表に、28日召集予定の臨時国会冒頭にも衆院を解散し「10月10日公示―同22日投開票」を軸に衆院選に踏み切る意向を伝達、山口氏は了承した。これを受け、自公両党は選挙準備に入った。桐生、みどり両市を含む群馬2区では、自民党の井野俊郎氏(37)=2期=と民進党の石関貴史氏(45)=比例北関東、4期=の両現職が三たび対決し、共産党新人の長谷田直之氏(61)が絡む構図になりそうだ。

 共産党県委員会が昨年10月、元予備校講師で党県常任委員の長谷田氏を2区の公認候補として擁立すると発表した。その際、昨年7月の参院選で県内の民進・社民両党と実現させた「野党共闘」にも調整に応じる姿勢を示していた。

 石関氏は2014年12月の前回選は維新の党公認で出馬し、井野氏に敗れたが比例復活し4選。昨年3月に旧民主、維新両党が合流して民進党になったため、今回は同党から出馬することになる。

 野党共闘に積極姿勢を示す石関氏だが、同党の前原誠司新代表は共産との選挙協力に慎重で、井野氏に対抗する野党候補の一本化が実現するかどうかは不透明だ。

 井野氏は12年12月の初当選以来、知名度の低かった桐生、みどり両市でも後援会支部組織を拡充し、地盤を着々と固めている。

自民公認候補で群馬1区は混沌

 桐生市新里、黒保根両町とみどり市東町を含む群馬1区は、自民公認候補をめぐり混沌(こんとん)とした状況になっている。

 自民党県連は、1区の現職・佐田玄一郎氏(64)に替え、前回選で比例単独当選した尾身朝子氏(56)を公認したい考え。これに対し、中曽根弘文参院議員の長男・康隆氏(35)も党公認で1区から出馬する意欲をみせており、分裂の様相を呈している。

 野党は、民進現職の宮崎岳志氏(47)=比例北関東、2期=、共産新人の店橋世津子氏(56)が出馬予定で、共闘も視野に入れている。

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