桐生祇園祭・天王番行司会が議事録

 変化の足跡、次に伝える―。今年の桐生祇園祭で天王番を務めた桐生市本町二丁目町会の若衆会「若二会」が、4月から重ねてきた行司会の議事録を1冊にまとめ、次回天王番を務める本町三丁目町会の若衆会「三光会」に引き継いだ。いつ、どんな経緯で、それまでのルールを変更したのか。記録に残し、次の代へと申し送る。運営しやすい仕組みを目指した試みだ。

 桐生祇園祭で実動部隊を担うのが、惣六町(本町一―六丁目町会)と横山町の若衆たち。行司は若衆の束ね役で、毎年4月から行司会を重ね、その年の祭り行事をつつがなく執り行うため、審議と準備を重ねる。

 伝統行事だけに代々受け継いできた“決まり事”も多いのだが、そこは行司たちが話し合い、合意形成を図った上で、実情に合わせた小さな変革にも取り組んでいる。

 今年も若二会がいくつかのルール変更を提案。7人の行司が審議し、暑さ対策として世話方代表者会議でのネクタイの着用を省いたり、第1回行司会への脇行司の出席を促したりと、変革を承認した。

 議事録の作成もこうした変革の一つ。16日に桐生市本町二丁目横山町集会所で開かれた反省会では、今年の議事録をまとめた1冊が、若二会の玉川茂行司から本町三丁目町会「三光会」の福田邦利行司に引き継がれた。

 玉川行司は「せっかく諮った議題をなあなあにせず、審議の過程を記録に残しておく。みんなで決めたことを次の代へと引き継ぐ。後世、きっと役立つと思う」と、取り組みの継続を期待している。

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