衆院解散、総選挙 群馬2区、3候補出馬へ

 衆院は28日解散され、与野党は10月10日公示-同22日投開票の第48回衆院選に向けて事実上の選挙戦に突入した。安倍晋三首相(自民党総裁)率いる自民・公明両党の連立政権に対し、民進党と小池百合子東京都知事率いる新党「希望の党」が合流したことで、「自民」対「希望」の政権選択選挙の様相を帯びてきた。桐生、みどり両市を含む群馬2区では、自民の井野俊郎氏(37)=2期=と、民進から希望公認で出馬予定の石関貴史氏(45)=比例北関東、4期=との前職対決が激しさを増しそうだ。

 石関氏は28日夜、伊勢崎市で後援会組織の集会に出席。民進が希望と事実上合流した経緯などを説明し、「戦後最悪の解散だ。支持率にあぐらをかいてやりたい放題の安倍政権にお引き取りいただく。希望の党の一員としてもう一度、政権交代をめざしたい」などと決意表明した。

 受けて立つ井野氏は、解散前からこまめに選挙区を回り支持組織を拡充。行政区単位でも後援会支部をつくっており、支部の数は桐生、みどり両市だけでも大小20以上に。「前回選より支部組織の数は倍くらいに増えた」(事務所)といい、3期連続当選へ地盤固めに余念がない。

 これに対し、共産は新人の長谷田直之氏(61)を立てる。石関氏との野党共闘を模索する動きもあったが、「小池新党は自民の補完勢力にほかならず、共闘の相手にはならない」(党県幹部)と切り捨てる。

 桐生市新里、黒保根両町とみどり市東町を含む群馬1区では、自民で前回比例単独当選した尾身朝子氏(56)=1期=の党公認が決定。これに対し、自民前職の佐田玄一郎氏(64)=9期=と、中曽根康弘元首相の孫で弘文元外相の長男、康隆氏(35)の自民系2氏の動向が注目される。野党は民進前職の宮崎岳志氏(47)=比例、2期=が希望から出馬の見通し。共産新人の店橋世津子氏(56)も出馬する。

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