超大型台風で被害、裏山崩れ住宅に土砂

 気象庁によると、桐生地方では23日午前1時台に激しい雨が降り、1時間雨量は桐生市(元宿町)で44ミリ、黒保根町で40ミリといずれも10月のアメダス観測史上最大を記録した。2地点とも3時間、24時間、48時間、72時間の各雨量でも同史上最大となった。

 桐生市菱町三丁目(広見橋の東約300メートル)では23日午前2時40分ごろ、木造平屋建て住宅の裏山が崩れ、家の中に土砂が流れ込んだ。家は傾き、玄関などを破壊した。家には60代の夫婦がいたが、異変に気付いて逃げ出し無事だった。

 市消防本部によると、この土砂災害を含め、23日未明から午前8時までに計16件の出動要請があった。大半は大雨による浸水の被害や恐れだった。

 わたらせ渓谷鐵道は台風の影響を見込んで23日始発からの大間々―間藤駅間とトロッコ列車の運行を見合わせたが、同日朝になって同区間で数箇所の線路に土砂流入や倒木があることが分かり、除去作業に追われた。ほかの鉄道ではJR両毛線が上下線で遅れや運休が出た。

 国道122号のみどり市大間々町下神梅―桐原間(約1・6キロ)は雨量が規制値を超えたため23日午前4時から同8時10分まで全面通行止めとなった。

 桐生、みどり両市には22日夜から大雨・暴風・洪水警報、23日未明には土砂災害警戒情報が発表され、朝までに洪水警報は注意報に切り替わり、土砂災害警戒情報は解除された。

 23日の最大瞬間風速は桐生市で午前10時すぎに17・7メートルと同史上4位にランク入りする強風となった。

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