桐生工高OBの小谷野貴光さん、技能五輪世界4位で敢闘賞

 県立桐生工業高校卒業生の小谷野貴光さん(22)=伊勢崎市、小谷野工業=が、世界の若手技能者が技術を競う第44回技能五輪国際大会・左官部門に出場し、日頃の鍛錬の成果を発揮して第4位の好成績で敢闘賞を受賞した。

 幼いころから物づくりに熱中してきた小谷野さんは2014年に桐工建設科を卒業。15年の技能五輪全国大会で初出場ながら準優勝に。さらに研さんを積んだ16年に優勝し、国際大会出場を果たした。

 左官部門は19人が出場し、それぞれの技能を駆使して課題に取り組んだ。高い技術が評価を受けた小谷野さんだったが、1位と6点差、3位とはわずか3点差で惜しくもメダルを逃した。

 「支えてくれる人に応えたい」と臨んだ国際大会の舞台はミスもなく課題に取り組めた。メダルまであと一歩の結果を受け「悔しさが大きかった」が、海外選手との交流を通して世界の工法や道具の使い方などを学び、「とてもいい経験になった」。

 大会を振り返り、「これで終わりじゃない。これからお客さんのニーズに合ったいい仕事をしたい」と話す小谷野さん。技術者としてはスタートを切ったばかりだ。「左官は奥が深く可能性の広がる仕事。技を磨いて、さまざまな提案ができる技術者になりたい」と話した。

 技能五輪全国大会は国内の若手技能者が出場して技のレベルを競う。国際大会は2年に1回の開催で、前年の全国大会の優勝者が出場する。今年は10月14~19日にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開催され、59カ国・地域1251人の選手が51職種に参加した。

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