「80代の親鸞」 重恩寺で来年1月に一般公開

 浄土真宗の宗祖親鸞聖人の祥月命日にあたり、遺徳をしのぶ「報恩講」が各寺院で勤められる。浄土真宗にとって最も大切な行事で、重恩寺(桐生市東二丁目、吉田正彰住職)では毎年11月5、6日に法要を営む。今年は6日に「80代の親鸞」と題した肖像画が披露された。同寺が所有する山口晃さん(桐生市藝術大使)の作品で、「厳しい中にも慈愛の深いまなざしが素晴らしい」と同寺。報恩講は門徒対象のため、来年1月に一般公開する予定だ。

 重恩寺の桐芳仏教婦人会結成60周年記念公開講座で講師をつとめた山口さん。五木寛之さんの新聞連載小説「親鸞」の挿絵を通算3年間担当した縁で、本山の西本願寺や築地本願寺でも講演。この「80代の親鸞」は2010年の「親鸞展」に出品したもので、紙に水彩、55・5センチ×37センチ。念珠を手に、愛用の鹿杖(かせづえ)を前にした畳の上の坐像だ。

 報恩講法要に集った門徒たちは「偶像には関心がない」という男性もいたが、「目がすばらしい」「正面のお姿は山口画伯の研究のたまものでしょうね」などと女性たち。

 2時間限定のお披露目だったため、一般公開は来年1月20日午後1時~同3時、同寺本堂で行う。当日は午後1時~同1時半、「超入門!親鸞聖人」と題し、親鸞研究者の合群信哉さん(清浄寺住職、東京仏教学院講師)による公開講座を開催する。問い合わせは同寺(電0277・44・6515)へ。

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