桐一、初の全国へあと1勝、全国高校ラグビー県大会

 第97回全国高校ラグビー県大会の決勝があす11日午前10時半から前橋市の県立敷島公園サッカー・ラグビー場で行われ、初の全国大会出場を目指す桐生第一が、今季県大会2冠の明和県央と対戦する。元ラグビー日本代表の霜村誠一監督就任3年目となる桐一は、地元出身者を中心にFW、バックスともに実力派ぞろい。2003年の樹徳以来14年ぶりとなる桐生勢の全国大会出場に期待がかかる。

 桐一は1月の県新人戦準決勝で県央に一時14点リードしたものの、27―31で逆転負け。6月の県総体決勝でも県央に7―50で敗れており、“三度目の正直”で雪辱を誓う。

 注目選手は司令塔のSO齊藤誉哉(2年)。181センチ88キロと大型で、キック、ラン、パスいずれもレベルが高く、試合を組み立てる判断力にも秀でた将来性豊かな万能選手だ。

 3~8月のニュージーランド(NZ)留学で試合勘を磨いた経験も大きい。球さばきのいいSH東皓輝(2年)とのハーフ団が繰り出す多彩な攻撃は、相手にとって脅威となる。

 その2年生コンビを率いるのが、昨年のNZ留学経験者のCTB梅澤流馬主将(3年)。攻守の要のポジションで、文字通り体を張った突破やタックルでチームを引っ張る。

 さらに高校日本代表候補のWTB新井滉平(3年)ら俊足のバックス陣、準決勝で2トライのプロップ大和大祐(2年)ら巨漢のFW第1列、フランカー石井和副将(3年)ら運動量と激しさが自慢の同2、3列と、各ポジションの“仕事人”が自らの役割を果たす。

 「(準決勝で対戦した)太田のタックルは魂がこもっていて、この試合にかける意気込みを感じた。決勝で失うものはないので、全力でチャレンジする」(梅澤主将)、「県央に勝って花園に行く。桐生の人たちにも応援に来てほしい」(石井副将)と勝利を誓う。

 霜村監督も「準決勝では序盤に手堅いプレー選択をして、相手を勢いに乗せてしまったのが反省。決勝では準備してきたことに自信をもって、思う存分チャレンジを楽しんでほしい。ワクワクしています」と笑顔で語る。

 決勝戦の模様は群馬テレビが11日午前10時半から生中継する。

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