桐生まち映画、役者にセンバツ4強の“立役者”

 1978年の春のセンバツと夏の選手権で全国の高校野球ファンを沸かせた桐生高校硬式野球部OBの木暮洋さん(57)と阿久澤毅さん(同)が11日、桐生市稲荷町の新川公園を訪れ、現在製作が進む桐生まち映画「祭りのあと、記憶のさき」(藤橋誠監督)のロケーション撮影に挑んだ。

 桐生まち映画は、桐生八木節まつりと桐生祇園祭をテーマに、伝統・文化と若者の情熱を通して桐生の魅力を描く試み。撮影は8月にクランクインし、順調に進んでいる。

 今回の木暮さん、阿久澤さんの出演は、新川公園でのロケーション撮影にからめたもの。40年前の甲子園で活躍した2人がベンチに腰かけ、かつて存在した球都のシンボル「新川公園」をしのぶというシーンだ。

 映像作品での“共演”は「78年のNHKの甲子園中継以来」と話す2人にとって、野球以外でのセリフつきの演技は新鮮だったようで、NGを繰り返しながらも会話は徐々に自然に。「OK」が出ると、思わず笑顔を見せていた。

 「緊張しました」と2人。木暮さんは今、東芝三菱電機産業システムで、阿久澤さんは勢多農林高校で、それぞれ活躍している。

 桐高野球部OBでプロデューサーを務める大沢貴紀さん(46)は「球都の聖地での撮影だったので念願がかなった。どんなシーンになるのか、映画の完成を楽しみにしてほしい」と話していた。

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