「高機復元」実演交え報告、18日から「紅葉狩りウイーク」

 桐生市広沢町六丁目にある重要文化財「彦部家住宅」(彦部篤夫当主)で、最大のイベント「第16回紅葉狩りウイーク」が18日にスタートする。26日までの期間中、彦部家伝来の秘宝公開展示に加え、さまざまなイベントを開催。20日には2年目を迎えた「高機復元プロジェクト」の最新情報を実演を交えて披露するほか、染織家の伊丹公子さんの講演も行われる。

 彦部家住宅では昨年4月から、後援会「鳳純会」の朝倉泰さんをリーダーに会員10人が弓棚式高機(ゆみだなしきたかはた)の復元に挑んでいる。

 彦部知行が文政9(1826)年、桐生で初めて黒染め繻子(しゅす)の製織に成功した当時、桐生地域で使われていたと見られる木と竹による織機で、同家の真竹を使った踏み竹を踏み、弓状の竹のばねを使って糸綜絖(そうこう)に通した経糸(たていと)を上げ下げし、板杼(いたひ)で緯糸(よこいと)を入れて竹筬(おさ)で引き寄せ、織り上げる。

 今年の実演では昨年4枚だった糸綜絖を当時と同じ8枚に増やし、糸も白1色から先染した数種類の糸を使用する予定。また、高機への理解を深めてもらおうと、玉村町などで染織教室を開く伊丹さんの講演会と作品展示も企画した。

 開館時間は午前10時~午後4時。入館料は大人500円、小中学生300円。問い合わせは同住宅(電0277・52・6596)まで。

 期間中のイベントは次のとおり。
 【18日】午前10時からオープニングセレモニー・基調講演「平安時代の高階氏~皇后の外戚として~」(講師は共愛学園前橋国際大学の野口華世准教授)
 【19日】午前11時から太田合気修練道場演武、午後1時半から第6回紅葉寄席
 【20日】午後1時から高機のプロジェクト説明・機能解説、織り・染め模範実演、伊丹公子さん講演
 【21日】午後1時から高機機能説明と染め体験
 【23日】午前10時から箕輪城甲冑(かっちゅう)披露、午後1時半から岩下佐知子さんのアルパ演奏(20日までに申し込み)
 【25日】午前10時半と午後1時半から、白川裕子さんと朗読グループ「花時計」による朗読劇「玻璃の橋」(22日までに申し込み)
 【26日】企画展「竹細工体験教室『門松作り』」、午後1時半から広沢中学校吹奏楽部・広沢小学校音楽クラブ合同コンサート

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