桐生が岡動物園、鳥インフルに警戒

 11月に国内で鳥インフルエンザウイルスに感染した死亡野鳥が見つかったことで、関連施設では警戒を強めている。桐生が岡動物園(齋藤隆浩園長)は野鳥侵入防止ネットの設置、傷病野鳥の受け入れ休止、園の出入り口に靴底の消毒ポイントを設置したほか、動物と触れ合う「こどもどうぶつコーナー」を閉鎖。昨シーズンより早い段階で予防対策に努めている。

 国内の発生は11月初旬、島根県で回収された野鳥の死骸から鳥インフルエンザウイルスが検出されたのを皮切りに、同県内で野鳥の感染7件が報告された。

 島根県の発生事例を受け、桐生が岡動物園では本格的な流行を前に防疫対策を実施。同園の獣医師・鈴木博子さんは「どれだけ流行するかわからないので、早めの対策を心がけている」とし、関東地方で感染が確認された場合は「展示鳥類を屋内スペースに隔離するなど対策を強化する」。

 また県からの委託事業である野生傷病動物の保護も鳥類の受け入れを休止。弱った野鳥を見かけたら、直接持ち込まず、動物園(電0277・22・4442)か、県桐生森林事務所(電0277・52・7373)に問い合わせる。同園では「不必要に怖がらず、冷静な対応を」と呼びかけている。

 鳥インフルエンザはインフルエンザウイルスによって感染する鳥類の病気。ふんなどを介して感染し、渡り鳥が飛来する秋から春にかけてまん延する傾向がある。国内では卵や肉を食べてヒトが感染した報告はない。

 昨年11月には秋田市の動物園で飼育鳥類から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出され、感染拡大防止のために一部鳥類を殺処分している。

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