みどり市長選、須藤県議が出馬表明

 みどり市選出県議の須藤昭男氏(57)=同市笠懸町阿左美、5期=が26日夕、同町鹿の新田みどり農協本所で後援会の緊急役員会を開き、任期満了に伴う同市長選(来年4月8日告示、同15日投開票)に立候補することを正式に表明した。会合後の記者会見で、来年3月20日に予定される県の新年度当初予算の議決を見届けた後に県議を辞職する意向を表明。今後は、須藤氏の辞職に伴って行われる県議補選(定数1)をめぐる動きが活発化しそうだ。

 同市長選の出馬表明は須藤氏が初めて。後援会役員ら約120人を前に非公開で決意表明し、拍手で承認された。

 会合後に記者会見した須藤氏は、このタイミングでの出馬表明となった理由について、県議会の定数や選挙区割りを見直す検討委員会の委員長を務めており、その取りまとめに専念する必要があったと説明した。

 市長選に向けては、「5期19年の県議の経験や人脈を生かし、みどり市を元気にしたい」と決意表明。石原市政を継承しつつ、森林資源の活用や、日光との連携による観光振興、「渡良瀬軸」の道路整備、鉄道4路線とバスを生かした公共交通の充実などに力を入れたい考えを示した。

 桐生市との合併については、「(ごみ処理や消防などの)共同事業の関係からも、本来は桐生広域で一緒になるべき」との基本認識を示した。その上で「本来のあるべき姿に戻るのが一番いいが、いろんな流れがあって今日があるので、ていねいにひもときながら進めたい」と述べた。

 須藤氏は笠懸中、桐生南高、青山学院大卒。笹川堯元衆院議員秘書をへて1999年に旧新田郡区で県議初当選。議長などを歴任し、現在5期目。自民党県連幹事長も務めた。

「後継候補は公募で」党支部年明け選考へ

 須藤氏の県議辞職に伴って行われる補選については、自民党みどり支部長の立場として、後継候補を「公募で決めたい」と発言。年明けにも選考委員会を設置したい意向を明らかにした。

 県議補選は欠員が生じた日から50日以内に行うと規定しており、須藤氏が来年3月20日直後に辞職すれば、日程的には市長選と県議補選の同日選挙が可能になる。

 これに加え、同市議会(定数20)の市議が県議補選にくら替えする場合には、市議会にも欠員が生じるため、市長選と県議補選が同時に行われる場合は、市議補選も含めた「トリプル選挙」の可能性も出てくる。

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