「地域で守ろう」有志の気概、諏訪神社で初詣準備進む

 「初詣」の赤い旗が通りの両側に立ち並ぶ桐生市東二丁目の観音院と諏訪神社。神仏習合時代には一体の関係にあり、大正14(1925)年の新道開設に伴って神社は現在地に遷座したが、いまでも地元の人たちは寺で除夜の鐘をついて神社に初詣する習わしだ。

 地域の神社は地域で守ろうと、有志で社殿の維持管理や祭事などに力を合わせる奉賛会(福田隆志郎会長)は30日早朝から境内を掃き清め、初詣客を迎える準備にいそしんだ。

 拝殿に飾る大しめ縄は9日に自分たちで作り上げており「今年は大きいね」。新旧を架け替え、鳥居や境内の御神木、元は東小の奉安殿だった機神社、能書稲荷、薬神社や社務所にも真っ白な御幣をつけるとすがすがしい光景に。

 社務所では女性たちが振る舞いの豚汁の仕込みにとりかかった。「今年は野菜が高いね」と言いつつ、てきぱきにぎやかに作業が進んでいく。

 神社では31日午後11時からお札を用意、豚汁300人分を無料で振る舞い、甘酒100円、お神酒は焼き印入りの升で600円。福田会長は「来年は戌(いぬ)年。初詣で願をかけて、がんばってもらいたい」と話していた。

諏訪神社大しめ縄

手づくりの大しめ縄を架け替える奉賛会メンバー(諏訪神社で)

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