スキー女子回転・石島瑤子選手がFECで3位入賞

 スキーでアジア最高峰の大会とされる「2017―18ファーイーストカップ(FEC)」の開幕戦となる「中国シリーズ」に、桐生市出身の石島瑤子選手(20)=早稲田大学スポーツ科学部2年=が出場し、女子回転で自己最高3位を含む全4レースすべてで入賞を果たした。

 FECは12月から3月までの4カ月間にわたる長期戦で、1月には韓国シリーズ、3月には日本、ロシア両シリーズが控えている。

 この期間に各シリーズ合計で回転・大回転では30以上のレースをこなし、各種目別優勝者またはシーズン総合優勝者には、翌年のワールドカップ(W杯)出場権が与えられる、最も重要な大会の一つだ。

 石島選手は中央中等時代に全中回転で優勝、尾瀬高校時代にインターハイ回転4位、大回転5位。早大1年の昨季は、全日本学生選手権・回転で優勝した。スキー用品メーカー・サロモンと契約し、トップチームと練習をこなす。

 石島選手はこのFECに高1から出場し、昨シーズン、初めて大回転で6位入賞。だが「目標に届かなかった」という思いがあり、今季は夏から秋にかけて、新たな練習方法を取り入れた。

 最も大きかったのは、初めて本場欧州のコーチのもとで学んだこと。10月から2カ月間、欧州に逗留(とうりゅう)。スロベニア人のコーチ2人のもとでトップ選手たちと練習をし、スイスやオーストリア、ノルウェーなどのスキー場を回った。

 強い選手たちの間でもまれ、練習のレースで大差をつけられても悩む暇もなく、即座に改善を加え、自分のものにしながら必死についていった。

 また、「コーチは現役時代にW杯で活躍した選手。ストイックでタフで、アドバイスはシンプルながら常にポジティブ。精神面で大きな影響を受けた」と振り返る。

 その成果が、16日まで行われた中国シリーズ(万龍・松花湖の両スキー場で開催)で如実に表れた。石島選手は回転と大回転の2種目で4レースずつ8レースに出場。昨季は、全シリーズを通じて大回転1レースのみでの入賞だったが、今季はこの中国シリーズだけで、回転では自己最高3位を含む4レースすべてで入賞。絶好のスタートを切った。

 「常に変わる天気、雪質、たった一人滑っただけで変化するコースの状態など、同じ環境は二度とない。経験と技術で読み、一発勝負にかける。これほど面白いスポーツはない」と語る石島選手。

 目標はW杯と、2022年の北京冬季五輪への出場だ。「昨年と比べ、目標へ少しずつ近付いている。このFECでは最後のロシアシリーズまで、長期にわたって安定して上位を狙っていきたい」と話している。

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