定住促進じわり浸透、空き家バンク成約50件突破

 桐生市が定住促進策の一環として都会や市外からの移住などを希望する人たちに向け、市ホームページ(HP)に開設している「空き家・空き地バンク」で成約件数が今年度に入って50件を超えた。本腰を入れてから丸5年での達成。登録件数も2日現在で130件と3年前に比べても2・6倍の増加。担当の観光交流課では「移住希望者は確実にいるので、その人たちが桐生市の情報を得られやすくする工夫や物件の充実を図っていきたい」としている。

 市では田舎ぐらしに興味を持つ都会などの人をターゲットに、移住や定住を促進するため、さまざまな情報をHPで発信しているが、「空き家・空き地バンク」もその一つ。2006年から掲載を開始した。08年の機構改革で観光交流課を設置し、本腰を入れてから登録物件、成約件数も増えてきた。

 その後、市民に呼びかけて「まちなか物件」の登録を充実させてきたほか、前年度は「市外オーナー物件対策」と名付けて市外在住で、桐生市内に物件を所有している人に「空き家・空き地バンク」事業を紹介したところ、大幅に登録物件が増加した。

 2日現在の成約件数は51件で、約半数が東京都や埼玉県、前橋市、太田市といった県外市外。残る半数は市内での移動となっており、市外流出の歯止めともなっている。

 今年度も同物件対策を進めるほか、移住・定住相談会の回数増加などのPR面もさらに充実させていく考えだ。

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