渡良瀬ナンバー否定派上回る、導入は困難な状況に

 2020年度交付に向けた自動車のご当地ナンバー「渡良瀬」の導入を検討している桐生・みどり・足利の各市は7日、3市共通で先月に実施した市民意向調査の結果を発表した。桐生・みどり両市とも、「渡良瀬ナンバーを希望する」との回答が20%台にとどまる一方、「群馬ナンバーのままがよい」が40%超を占めた。3市中2市で渡良瀬ナンバーに対する否定派が肯定派を大きく上回ったことで、同枠組みでの導入は困難な状況となった。

 同調査は1月11~25日、3市の無作為抽出した市民各1500人(足利市のみ1590人)を対象に郵送で実施。回答者は桐生市が651人(回答率43・4%)、みどり市が663人(同44・2%)、足利市が606人(同38・1%)だった。

 桐生市は渡良瀬希望26%、群馬継続希望43%、「どちらでもよい」31%で、みどり市は渡良瀬希望21%、群馬継続希望49%、「どちらでもよい」30%。両市ともに、渡良瀬ナンバー導入希望よりも、群馬ナンバー継続希望が大きく上回った。

 一方、足利市は、渡良瀬希望38%、「とちぎナンバーのままがよい」26%、「どちらでもよい」36%。桐生・みどり両市とは逆に、渡良瀬ナンバー導入希望が、とちぎナンバー継続希望を大きく上回った。

 3市は同調査結果を受けて来週中にも、同枠組みでの国への渡良瀬ナンバー導入申請の是非を判断する予定だ。

太田とは見送り、足利と検討開始も

 ご当地ナンバーは国が昨年5月、2006年と14年に続く第3弾の募集を開始。太田市の呼びかけで桐生・みどりを含む3市が昨年7月から、渡良瀬を候補に導入を検討した。

 昨年10月には、同名称の導入賛否などを問う3市(桐生・みどり・太田)共通の市民アンケートを実施。同月から3市の検討会議にオブザーバー参加する足利市も同月、市民アンケートを独自に行い、各市民の意向を探った。

 調査結果は、「渡良瀬」という名称の賛否が、市ごとに分かれた。桐生・みどり両市民は賛成が反対を上回ったものの、太田市民は反対が賛成を上回り、3市(桐生・みどり・太田)全体でも反対が賛成を上回った。

 これを受けて、桐生・みどり・太田3市での導入は見送りに。太田市が枠組みから外れる一方、独自の市民アンケートで賛成が反対を上回った足利市を含め、昨年12月に新たな3市(桐生・みどり・足利)での導入検討が始まっていた。

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