旧福岡西小「多世代交流館」、オープン大幅延期

 みどり市大間々町塩原の旧福岡西小学校跡を活用して4月に開館予定だった複合施設「多世代交流館」の開館が大幅に遅れることになった。市教委によると、旧校舎を建築基準法に基づく「集会場」に用途変更するにあたり、建物を改めて調査する必要性が生じ、改修工事を延期せざるを得なくなったという。吉野茂男教育部長は「地元住民に迷惑をかけて申し訳ない」とし、2018年度中の開館をめざすとしている。

 福岡西小は12年3月に廃校となり、大間々北小に統合された。跡地の利活用策として、市教委は15年度に旧校舎の一部を改修して「子育て応援施設」を整備したが、これに加え、各種サークルやスポーツ、市民交流などの活動ができる複合施設「多世代交流館」として全体を整備する計画を立てた。

 旧校舎1階を交流ホールや調理室など「交流機能エリア」、2階を「公民館機能エリア」として貸しスペースを設ける計画。総事業費約1億2400万円を見込み、国の地方創生拠点整備交付金(事業費の5割補助)を受けて16年度に予算化。これを17年度に繰り越して整備を進め、18年3月に開所式、同4月の開館をめざしていた。

 だが、旧校舎の用途変更にあたり、校舎ができた1973(昭和48)年当時の工事が適正に行われていたかを示す資料の提出を建築確認機関に求められ、そのための調査に数カ月かかることが判明。これがないと建築確認が下りず、改修工事ができないため、開館延期を決めたという。

 吉野部長は「想定外の手続きが増え、計画の遅れが生じた。地元の方々に迷惑をかけてしまい申し訳ない」としている。

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