MAYUに“異色の兄弟” 4色そろい成果発表

 2008年10月以来、5年にわたり桐生地域で展開された産官学民による社会実験「桐生脱温暖化プロジェクト」(リーダー宝田恭之群馬大学理工学研究院教授)が間もなく終了する。10月6日、桐生市錦町の桐生商工会議所会館ケービックホールで「最終成果報告会」が開かれるが、この日は「総務省地域経済循環創造事業」のキックオフ式典も開催。「MAYU」の愛称で親しまれる黄色い低速電動コミュニティーバスに加え、赤、青、緑の“新顔”もそろい、新しい事業へ、成果が引き継がれることになる。

 JST(科学技術振興機構)社会技術研究開発の一環で展開されている桐生脱温暖化プロジェクト。10月6日午前の最終成果報告会では、宝田教授による成果報告の後、JSTの堀尾正靱氏が「桐生脱温暖化プロジェクトから地域経済循環創造事業へ」をテーマに講演する。

 同プロジェクトから生まれた低速電動コミュニティーバス(eCOM─8)については、総務省の地域経済循環創造事業を活用し、桐生再生(清水宏康代表)が新たに3台導入。旧齋嘉織物(桐生市東久方町)にノコギリ屋根の車庫を新設するなど、新たなまちなか観光事業へ、整備を進めている。

 3台は、9月下旬にもナンバープレートを取得できる見通しで、10月から市内で試験走行なども行う。10月6日は、MAYUを含めた4台が顔をそろえる日でもあり、当日午後からは「地域経済循環創造事業」のキックオフ式典を予定。新しい移動手段を生んだ事業から、それを育てる事業へ、事業が継承されることになる。

 なお、桐生脱温暖化プロジェクトについては、5年間の歩みと、その成果を見つめる展示会が9月下旬から、桐生市本町二丁目にある曽我織物のノコギリ屋根工場で開かれる予定。

 問い合わせは群馬大学内にある桐生脱温暖化プロジェクト事務局(電0277・30・1508)まで。

低速電動コミュニティーバス

脱温暖化プロジェクトから誕生した低速電動コミュニティー
バスが、4色のバリエーションで登場する(イメージ図)

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