つながり感じた聖火リレー 東京五輪でランナー

 「両側全部に人、みんなが手を振ってて。あのとき、日本中が人でつながってたのかな」。そう語るのは、1964年の東京オリンピックで聖火ランナーを務めた木村均さん(65)=桐生市本町六丁目、金井園本店=。強烈に印象に残っているのは、沿道を埋め尽くして聖火リレーを見守るたくさんの人たちだった。

 当時、栃木県立足利高等学校の2年生だった均さんは、同級生4人、上級生5人とともに聖火ランナーに選ばれた。均さんは日の丸の旗を掲げて走る担当に。そろいのユニホームを着て、栃木県宇都宮市内約2キロのコースを駆け抜けた。

 現在、均さんが経営する金井園本店では、当時着用した聖火リレーのユニホームを展示している。「2020年の東京五輪も決まったし、運動会シーズンでしょ」と妻の貞子さん(57)は笑顔。均さんと貞子さんは、「東京オリンピックが決まり、世の中が少し明るくなった。このままいい流れになれば」とうなずきあっていた。

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