「ひもかわ」人気 乾めんにも波及

 桐生地域に根付く「ひもかわ」の人気が乾めんを中心とする販売用のめんにも波及している。注目度が高まっているのを受け、地元業者も拡販に力を入れているほか、新商品を開発し、さらなる需要拡大につなげようとしている。

 地元大手の星野物産(みどり市大間々町、星野陽司社長)の「上州ひもかわ」は約半世紀売れ続けるロングセラー。同社によると、現在取り扱いのある乾めんの中ではもっとも古い。それが約3年前から、売り上げが伸び始めた。同社は「桐生のひもかわが有名になり、秋冬だけ売れていたのが夏場も求められるようになった」とする。

 人気の火つけ役となった「ふる川」の影響もあって幅広めんが受ける傾向に合わせ、11月には新商品を投入する。ゆで上がりの幅は従来の上州ひもかわと比べてほぼ倍の3センチ。「より『群馬のひもかわらしさ』にこだわった」という。

 ネット通販を中心に展開する予定。関西など広域に売り込むために名前を変えた「煮込み平うどん」を先行販売している。

 乾めんや半生めんを販売する中里商店(桐生市川内町一丁目、中里陽一社長)は昨年、同じ幅広めんの「おきりこみ」の取り扱いをやめ、ひもかわ一本に絞った。製めん時に塩を加えるのが、おきりこみとの明確な違い。幅を広く、厚さは薄くして商品化した。

 うどん日本一を決める「U─1グランプリ」で8月末、ひもかわが1位に輝いたのを機に、インターネット経由の注文が急増。中里社長は「ネットでは乾めんがよく売れている」と話す。

 桐生地域地場産業振興センターの1階売店でも売れ行きは好調。同センターは「ひもかわ目当てで訪れる人もいる。地元の人が贈答用に買い求めるケースも多い」と語っている。

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