一審不服、桐生市が控訴へ 新里町女児いじめ・自殺訴訟

 桐生市立新里東小6年だった上村明子さん=当時(12)=が2010年に自殺したのは学校でのいじめが原因だとして、両親が同市と県に3200万円の損害賠償を求めた訴訟で、同市は19日、両親側の主張を認めて市と県に計450万円の支払いを命じた一審・前橋地裁判決を不服として、東京高裁に控訴する方針を明らかにした。

 同日午後の市議会本会議で、控訴に向けた議案を追加提案する。

 議案によると、「判決に事実誤認がある」として、14日の一審判決を取り消し、両親側の請求棄却を求めて控訴する方針。いじめと自殺の因果関係をめぐる市側の調査のあり方が一審判決で批判されたことなどについて、地裁の事実誤認を主張するとみられる。

 市の控訴方針に対し両親側代理人の池末登志博弁護士は「一審判決は妥当」とした上で、「最初の提訴から3年半も経過しており、両親の心情を考えると、この事件は終息させるべき。むしろ、再発防止を図るにはどうしたらいいか、市側には(両親側と)真摯(しんし)に話し合う姿勢がほしい」とコメントした。

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