MAYU、マレーシアへ 東南アジアで普及への一歩

 マレーシアの企業Dream EDGE(ドリームエッジ)から受注を受けていた小型低速電動バスが完成し、30日、製造した≈(桐生市相生町五丁目、宗村正弘社長)で披露された。当日はドリーム社から3人のエンジニアが駆けつけ、宗村社長(62)から「MAYU(まゆ)」の愛称で親しまれる電動バスの鍵を受け取った。ドリーム社は今後、シンクトゥギャザーの技術協力を受けながら、バスの製造に力を入れ、東南アジアへの販路開拓を目指すという。

 MAYUの正式名称は「eCOM8」。シンクトゥギャザーでは6月、ドリーム社からバス1両を受注。約3カ月かけ完成させた。eCOM8の生産はこれで8両目。「今回はマレーシア仕様で、最高速度は30キロに設定。乗員数も12人と増やした」と宗村社長は話す。

 バスの現地生産を目指すドリーム社では、8月末までに3回、エンジニアを来桐させ、部品製造の現場や組み立て加工の様子を学ばせた。宗村社長も7月中にマレーシアを訪れ、現地での生産が可能なのか視察したという。

 30日、無事に鍵を引き渡した宗村社長は、「東南アジアでのeCOM8普及を目指す上での第一歩。ドリームエッジと協力しながら、環境、観光に役立つ商品を提供していきたい」と抱負を語る。鍵を手にしたドリーム社のリデュアン・ワンさん(24)は「マレーシアにはない車両。日本の技術を学び、製造販売につなげたい」と話している。

 車両は9月1日、桐生を離れ、同15日ごろにはマレーシアに到着するという。

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