消防本部、積雪観測今冬再開へ

 桐生市消防本部は今冬から気象業務法に基づいた積雪観測を再開する。気象庁の委託を受けて観測していた2001〜02年以来13季ぶり。今年2月の歴史的な大雪を踏まえ、気温や雨量などの測器更新に合わせて実施を決めた。県内の11消防本部では初めてという。

 桐生市の積雪は1955(昭和30)年から前橋地方気象台気象通報所が、77(同52)年からは同本部が気象台の委託を受けて2002年まで観測していた。同本部はその後も内部の参考資料として観測を続けていたが、毎正時ではなかった。このため、「2月大雪」では最深積雪が欠測となり、非公式とはいえ公的機関の記録がない事態となった。

 積雪の観測再開に伴い、気象業務法に従ってほかの気象情報(気温や雨量、湿度など)とともに毎正時観測することを、来週中にも気象台に届け出る。観測は物差しによる簡易なもので、観測地点は同本部敷地内で適した場所を選ぶことにしている。

 気象台によると、県内では国・県道を管理する国出先機関や県、ダムを管理する水資源機構など以外に気象台に届け出て積雪を観測している機関はなく、市消防本部が初めてのケースになるという。

 桑子信之消防長は「最近は異常気象なので、測器更新によって市民に正確な情報を伝えられる。積雪観測もその一環」と話している。

 なお、気象庁が県内で積雪を観測しているのは気象台(前橋市)と積雪の多いみなかみ、藤原、草津(各アメダス=地域気象観測システム)の4地点だけとなっている。

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