9産地の織物一堂に、「絹でつながる」展開幕

 桐生織物会館2階で23日から、織都桐生千三百年記念事業の目玉の一つ「絹でつながる日本の産地展」(桐生織物協同組合主催)が始まった。桐生を含む関東7産地と、帯地の三大産地として全日本帯地連盟をともに構成する福岡・博多、京都・西陣の計9産地の着物や帯、服飾工芸品337点が一堂に並ぶ様子は壮観だ。27日まで。

 関東7産地は桐生のほか、伊勢崎と埼玉・秩父、東京・八王子、同・村山、山形・米沢、新潟・十日町を指す。各産地の組合経由でえりすぐられた品々が展示されている。

 西陣織工業組合は桐生の織都1300年を祝うため、貴重な能装束と几帳(きちょう)、掛け軸6点を特別出展した。いずれも西陣織物館所蔵で人間国宝の喜多川平朗・俵二作の几帳、105歳まで現役を貫いた織匠、山口安次郎が手掛けた衣装、空引(そらびき)機で織った掛け軸と“国宝級”の価値があるものばかりだ。

 桐生織物協同組合の後藤隆造理事長は「9産地の織物が一堂に展示される機会はまずない。ぜひ見ていただきたい」と話している。会場では桐生産地の237点を対象に人気投票も開催中。値札がついているものは即売する。
 時間は午前10時から午後4時まで。問い合わせは同組合(電0277・43・2511)へ。

関連記事: